地球人口が70億を超えるという。小学校のときに習った世界人口は20億前後だった。ホモサピエンスのみが今日も増え続ける一方である。そして、先進国という名の10%に満たない人間が世界の資源やエネルギーの50%以上を使い、その豊かな生活を謳歌している。その先進国を支えている文明の根幹は電気エネルギーである(停電になって見れば、
如何にもろい砂上の楼閣に依存しているかヨーク納得のいくことだ)。発展途上国とか低開発国とか言う分類に区分けされている90%を越える人間が、この先進国の豊かさに追いつこうと必死にもがいている。その欲望は当然の帰結であろうが、それを満足させるその根幹は電気エネルギーである。
この増え続けるホモサピエンスと飽くことなき欲望を満足させるための電気エネルギーをどうやって確保するのだろうか?その解決は、只一つ核融合(未だ研究段階だが)か核分裂という人類が見つけたE=mc2という巨大エネルギーに依存するしかないのだろう、と。さもなければ、総ての国が他国の地下資源に左右され、戦争し、そしていずれ枯渇するその資源に、いずれ100億を越えるサピエンスは脅える毎日を送ることになるだろうと。海水からのウラン濃縮等による自前でのエネルギー確保は必然たる帰結であろう。
ウランの核分裂がドイツで発見され、アメリカのマンハッタン計画から未だ70年近くである。まだまだこの原子エネルギの技術は未熟であり、技術的革新が必要なのは勿論である。
鉄腕アトムは、天馬博士という稀代の学者が科学省の全知能を結集して作ったという、原子のエネルギーを用いた最高傑作のロボットである。この稀代の天才的博士と、そしてアトムに人間性を付与したお茶の水博士やヒゲ親父も、又この「鬼子」的な強面のエネルギーからの脱皮には必須なのであろう。
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