猫跨ぎさんのリラ忌(2011)を見てはっとしました。大災害の場景の見過ぎからか俳句が一向に進まなくなってしまっていました。函館での俳句の先輩が亡くなったのも加わったせいか4月3日に震災の嘆きの句を出して今に至っています。
季節的にも合わないかもしれませんが頑張って十句まとめましたので宜しく。
・ 自転車の行く先雀隠れかな
・ 理学部の正面玄関楡の花
・ ダーウィンの易しい講義野焼かな
・ 朝市の身欠き鰊のこぼれけり
・ 蒲公英のわたげ賛美歌謳ひけり
・ くちづけの予感をさせてリラの花
・ ため口のつひ出てしまひ花は葉に
・ 半跏趺坐して柏餅食べにけり
・ デジタル化されて涅槃図薄暑かな
・ 青柳町今も坂なす五月かな
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