2014年1月16日木曜日

一月投句・・・猫跨ぎ

いつも出し忘れているので、この際一月の投句。
抜けるような青空、しかし寒い。

・数へ日や母の急須のすぐ詰まり
・聞き捨てに捨て方はあり冬柏
・幾たびも短き夢や笹子鳴く
・天平五年憶良夜通し咳けり
・氷柱落ちラフマニノフの第二番
・飲みさしの捨てるしかない缶冷たし
・硝子戸の奥の硝子戸ちやんちやんこ
・笹鳴や桃色岩塩粒粗く
・高層に風邪移し合ふ老夫婦
・鶲(ひたき)鳴く花屋の夫婦老いたれば

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