よくわからんので、心にひっかかったものだけ。
風花や十九歳は無料です
・・・・北海道にも風花はふるのかな? もっと荒々しい雪のイメージだが。こちらでは、地面はまったく雪がないのに風にのってはるか遠くから運ばれてくるものをいう。で、そのイメージと十九歳はよくあう。十九歳。はるかここではないところに向かうイメージ。
百態の馬押し寄せて淑気かな
・・・・・最初にイメージしたのがたくさんの年賀状。どの年賀状もみんな馬がおどっているが、その様子がみんな違う。次にうかんだのが、雪の牧場をはしる馬の群れ。朝日に馬からたちのぽる汗がもうもうとした湯気になって。命の躍動。しかし淑気というのは知らなかったな。検索して初めて知った。業界用語かな。
古文書の題簽めくれ日脚伸ぶ
・・・・・題簽というのがわからん。これまた検索してはじめて知った。
寒の朝測定誤差に止まらず
・・・・・確かに寒い。この寒さは普通ではない。測定誤差とはいえん。 すごくよくわかる純粋理系的光景。なんかユーモアを感じた。
雪の音ぎゅうぎゅう詰めのレジ袋
・・・・あのレジ袋に詰め込む音と、雪道を雪を踏みしめながら歩くとキュッキュッとなるおと。ああそうだそうだと、雪国の暮らしを思い出した。静岡じゃ絶対生まれない句だ。
冬銀河力道山の腰ベルト
・・・・・こりゃあチャンピオンベルトだな。力道山は強かった。ああ冬銀河昭和は遠くなりにけり。
楪や万年筆の太き文字
・・・・・楪が読めなかった。どんどん漢字をわすれる。うん、万年筆がいい。おやじのイメージ。それと楪のイメージがうまくつながる。しかし万年筆も絶滅危惧種になってきたなあ。パソコンにとって代わられそう。なんとなく定年退職後のおじさんを連想。それと楪で河合酔名の楪の詩を思い出した。
小枝まで造化の巧み六花
・・・・そうそうおいらも六花が気になった。なんかつくのでは? しかし、北国ではあの雪印のマークがふってくるんだといくらいっても、静岡人には信用されん。
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