たった一つだけの自慢は、虫歯が一本もないこと。
歯石をとりにいったら歯医者がびっくりしていた。とにかくスルメとか強飯とか堅いものが好きなせいか頭もかなり硬くなった。よく咀嚼するので均整のとれたすっきりとした風貌だけが自慢。
面の皮もあたまの毛も本革・純毛なのも自慢。
ハタハタの鮨はじつは生ぐさかったので焼いてばりばり食ったら旨かった。
津軽鉄道のストーブ列車で焼いてもらったスルメとストーブ酒がなつかしい。
・・・・
『ゲド戦記』の一節、清水真砂子さんの名訳を紹介する。
Only in silence the word, 言葉は沈黙のうちに
Only in dark the light, 光は闇に
Only in dying life: 生は死のなかにこそあるものなれ
Bright he howk's flight 飛翔せるタカの
On the empty sky. 虚空にこそ輝ける如くに
清水さんは「ゲド戦記」の翻訳に寝食をわすれる思いでとりくんだそうです。
どう訳したらいいか悩んだあげく、アメリカまで原作者に会いにいったら、ル=グウィン本人はどうでもいいですよ、とあっけらかんとしているのでびっくり。優れた作家というものはもう次の作品のことで頭がいっぱいで、生み終えた作品のことは忘れているのか…とかえって感銘をうけたという
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