2011年2月10日木曜日

旅してきました・・・・逸徳

くわしくは、また褌子さんからも名文がよせられると思うが、面白い旅でした。 函館までいって仁ちゃんの顔を見れたのもよかったなあ。おたがいいい年になってきた。来年は70だ。 70になったら記念にぜひまたみんなで会いたいといって別れた。 函館の街も雪解けであまりきれいではなかったが、まあやがて春が来る。北国の春は格別である。 仁ちゃんの俳句を楽しみに期待したい。

秋田から五所川原まで、そして青森から函館まで汽車はひたすらに雪景色の中を走る。はたと気が付いたのだが、人の住んでいる痕跡のある景色の中を走り続けながらも、車窓からは99%人間の姿が何もみえないのである。もちろん家の中にいるのだが、とにかく視界には人間は見えない。ふと、一瞬人類は昨夜一夜で絶滅し、その廃墟の中をはしっているのではないかという幻想にとらわれる。そして、それがどこか気持ちがいいのである。こういう空間に来たかったのだと思う。← これちとやばい心理状態かなあ。 おそらく、すこしばかり人間というこのやくたいもない生きものとかかわるのがくたびれて、もうどうでもええという逃避的な気持ちになっているのかもしれない。

どんよりと黒い日本海の浜辺にしがみつくように点々と人家がある。 ああ、こういうところでも人は生きているんだ。「波立ちぬ いざ 生きめやも・・・・」というところだろう。しかし、あのどんよりとしたふゆぞらのしたでは秋田が全国一の自殺率というのもわかるような気がした。

五所河原のたちねぶたは、驚いた。一見の価値があります。ぜひまつりのときに再訪したいと思った。とにかく四階建てのビルと同じ高さのねぶたを引いていくのである。 よくもまあ・・・・・。 ああいうねぶたをつくる北国の民衆の情熱はすごい。で、そういう情熱の裏打ちをもつ秋田美人もすごい。 美人にお酒すすめられて、するめやいてもらってよかったぁぁぁ。 褌子さんはひたすら握手をせがんでいたが、おいらはそういう品のないことはできず、うらやましかった・・・・   

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