ニュージーランドの地震にはおどろいた。今朝の新聞に出た学生は、右足を切断して救い出されたという。しかし、以外に明るい表情なのにもおどろいた。とにかく阪神大震災のときを上回るゆれだったという。今もなお、がれきの下に命をつないでいるかもしれない被害者を思う。ただただ祈るしかないのだが、ひとりでも助かってほしいと思う。 それと、報道されている現地の雰囲気が意外に静かなのも印象的だった。 みんな、静かに耐えているという感じで、よく報道される略奪などの社会不安もないようなのは、阪神のときとよくにているように思う。ニュージーランドが一つの成熟社会である証なのだろうか。
かなしみの力ということを思う。人智を超えた悲劇の中では、人はただ悲しむということしかないのだろう。そして、十分に悲しむということは、悲劇をのりこえて再生へのみちを見出す基盤になる。流した涙の多さは、傷をいやす薬に転化するのだろう。 しかしながら、人間が原因で引き起こされている事象に対しては悲しみは、容易に怒りのエネルギーにかわる。リビヤ情勢はまさにそれである。今夜のニュースで市民に対する銃撃を拒否した戦闘機のパイロットが、自ら操縦する戦闘機を墜落させて、パラシュートで脱出し、デモ隊に合流したという話を読んだ。猫跨ぎお師匠のいうように我々は、ほんとに歴史の転換点をみているのかもしれないなあ。 それにしてもカダフィは無残だ。独裁者の末路はどうなるのだろう。北朝鮮でもデモがおこっているという。この全世界的なガラガラポンの後で何が出てくるのだろうか。おいらたちはおそらく、その行く末は見届けられないのだろうが。
お師匠のいうとおり、予算案に関して経団連の会長が起こっているというのは、近年まれにみる面白い話だった。谷垣自民党総裁が、抵抗したらしいが、さあどうする。 自民党と経団連なんて、狸おやじと、妾にしていたばあさん芸者の関係であっただろうに、だんながおこっているんだって、さあどうするどうする。すてられるよ。高みの見物だ。とにかくもう、国民はあきあきしている。で、代替え勢力として共産党あたりが出てきていいと思うのだが、なかなか大向こうからの声が聞こえないなあ。なんでだろう、褌子さん。
とにかくわからんことばかりだ。TTPで自由化すると農業が衰退するというが、それでは競争力のつよい北海道の農産物が九州にいったら九州の農家は打撃をうけないのか。この辺全然わからん。 もうひとつ、尖閣列島や北方領土のことなんてどうでもいいかというと、非国民、愛国心はないのかと罵声をうけそうだが、企業が何百兆も内部留保をため込んでいて、リストラだなんだと庶民が苦しんでいる、こんな国なんて愛せられますかといいたくなる。右翼は、経団連にデモでもかけるべきだろうが。
くたびれる。こんなことなんかにかまっているひまはないぞ。もっと自分のことだけ考えるとするか。
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