2011年7月9日土曜日

テラベクレル ・・・ 猫跨ぎ

  福島第一原発では、汚染処理システムで7/5までに14,000t処理したといっている。汚染水のレベルは明らかに減少に転じたらしい。このペースで進んでいけば、取りあえず出血は止まったとしていいのだろう。
メルトダウンで今地中深く潜行中と言うことではないらしい。多くは顆粒状かウンコ状で固化して底に溜まっているらしい。ただとにかく冷却は続けなければならない。発熱量は減少傾向ではあろうが。
  中部大学の武田教授によれば、原子炉の危険性は3月に比べると千分の一程度に下がっているという。問題は水素爆発でまき散らした放射能。雨や風に乗って日本中に拡散中である。明らかにゆゆしき問題だ。

ところで、 東大の安井至教授によれば、
福島第一から放出された全放射性元素の総量だが、4月14日の公表値によれば、「放出されたヨウ素131は原子炉内存在量の2%の13万テラベクレル、
        セシウム137は同じく0.9%の6100テラベクレル」。
この天文学的数字は質量に直すと
 ヨウ素131が 28.3g
 セシウム137が1900g
えっ、たったこれだけだ。
いかにこの問題が厄介か、また恐ろしいか判るというものだ。

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