2011年7月30日土曜日

小松左京・・・褌子

小松左京の『日本沈没』は昭和48年だという。日本人はこの本でプレートテクニクス理論による巨大地震発生のメカニズムを学んだのだそうだ。わたしは読んだ記憶はないが、某年3月11日に日本を沈没させる超巨大地震が起きると書いてあるそうだ。
国兼さんの発言は人類の未来を予見しているようで興味深い。サル目ヒト科の現存種ホモ‐サピエンスただ1種がこんなに地球の隅々まではびこって化石燃料をほじくりかえし核分裂放射能で汚染し、遺伝子操作まではじめたのだから、こんなことがいつまでも続けられるわけがない。いずれは絶滅の運命をたどるのだろう。仮に進化して生き延びたとしても太陽の最期の爆発で地球はのみこまれる運命にある。そのまえに地球外天体への移住が可能だろうか。手塚治虫はくりかえし人類の運命を描いた。黒澤明も「夢」「生き者の記録」「八月のラプソデー」などで放射汚染問題を描いて人類に警告した。いままた千年の一度の巨大地震発生のとしに小松左京が逝ったのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿