2011年7月25日月曜日

大事件・・・猫跨ぎ

  中国の高速鉄道が大事故を起こした。拙速のあまり技術が未熟だった、特に制御技術がという。その通りなのだろうが、その他の印象をいうと、事故車輌を撤去して近くに穴を掘ってさっさと埋めたという。臭い物にはフタ。また新しい車輌でやればいいやという思想なんだと思う。日本なら場所を移して事故の色んな原因の可能性を探る、間違いなく。そして幹部三人を早々と更迭したらしい。これで一件の終わり。
  このつんのめった姿勢は何なのだろう。前の鉄道相がとてつもない収賄で逮捕されている。官僚の汚職は半端じゃないが、私腹を肥やすというより上部への上納金、つまり出世のための賄賂に使うらしい。高速鉄道網の巨大プロジェクトは利権の巣窟とか。わが尊敬する中国はどこへ行ったのか。

ノールウェイのテロは胆を潰したね。たった一人の犯行とか。やろうと思えばこんなことも出来ると言うことを証明した。秋葉原どころではない。
  ネオナチの信奉者だったらしい。好かした肖像写真とか「我が闘争」を意識して長大な文書を政治家に送りつけたとか、ヒトラーを念頭に置いている。基本的には精神が壊れた者だろうが、あえて深読みすれば、いまヨーロッパの底に流れている大きな不安感を感じる。それが異民族への憎悪という特異な顔で現れるのではないか。

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