昨日の新聞によると、日本の女性の平均寿命が世界一の86歳を越え、男性も80歳近くになったという。先週、85歳の従兄弟の葬式で札幌に行ってきた。ホテルで何気なく新聞を見ていたら、前日かそこらで北海道全体で亡くなった人の名前が出ている。北海道では毎日110人前後の人は亡くなっているようだが、100歳を越える人は5名位で、総て女性である。90歳台で亡くなった人は13,4名いたが男女半々位である。100歳という年齢が男にとっての壁なのかもしれない。それにしても長寿になったものだ。
いずれ数十年後には、iPS細胞による再生医術の進歩により、へたった肝臓や腎臓、更には縮小した脳の一部を置き換え、また長寿の遺伝子を改良して寿命は更に延びるに違いない。正に、始皇帝の望んだ「不死の世界」に近づく。150歳、160歳は珍しくなくなる。そうすると、バイアグラを遥かに越える性能の薬剤も開発されることだろう。只でさえ多いこの地球の人口増加に、これらの若爺さんと若婆さんの連中も参加し止め処もなくなることだろう。食物連鎖の最強上位にいるこのホモ属の増加により、海の幸も森の幸も枯渇してしまう。やがて、摂取すべきタンパク質等の栄養不足により脳も身体も縮小していくだろう。そのうちに氷河期が近づき、食料は更に乏しく、寒さを凌ぐにも獣がいない。更に縮小して、穴倉生活を余儀なくされ、やがてモグラのように体毛が生えてくる。餌を求め、穴を掘りまくって突き進んでいくうちに、仄かに暖かなところに遭遇し歓喜する。これが、かって祖先のホモ属が埋めた恐るべき原発の廃棄物とも知らず・・・。
小松左京さんの死を悼んで。
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