2012年8月30日木曜日

初秋の読書・・・褌子

   夏ばて解消に京都の涼しい山奥にいったつもりだったが、炎天下の嵐山界隈も歩いてしまいかえって疲れてしまった。帰ってからも朝の散歩をさぼっている。(貴船で食った川床料理はうまかったなあ。が値段が高かすぎた後悔している)
  お盆から読んだ本はもっぱら松本清張。『数の風景』計算狂(ニュメロマニア)の話しがでてくる。ブルックナーやバッハも一種の計算狂だったらしい。『黒い空』足利幕府あとの関東管領の古い話しがえんえんでてきて、それが現代の殺人とどういう関係があるのか…気をもたせる。清張という人はどうしてこんな突拍子もないことを思いつくのか。『溺れ谷』政財界の腐敗のはなし。昭和41年発表というから大学卒業のころだ。『天城越え』(『黒い画集』のひとつ。田中裕子で映画になった)田村隆一『インド酔行記』いい詩人だがすごい酒飲み。インドを肴に酒の飲みっぷりがいい。
  いま読み始めたのは吉村昭『間宮林蔵』 
  ほろほろ会の東北旅行や逸徳さんとの田沢湖芸術村探訪に備えて買ってきた本が高橋克彦『火怨――北の燿星アテルイ』  古代の東北史に思いをはせて楽しい旅にでたい。著者は岩手県のひと。

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