ロンドンオリンピックがやっと終ろうとしている。何かほっとした気分になっていたら高校野球が始まった。野球が嫌いな人には面白くも何もないかも知れないが野球好きな小生にとってはラジオ放送を聞いているだけで浮き浮きしてくる。聞きながら俳句を捻るのも又一興だ。福島の聖光学院が東京の日大三高を僅差で破ったのに気を良くしていたのだが北海道勢は二校とも早くも姿を消してしまった。
高校球児の汗を思いながら近作十句出来上がり。
故郷を四十九に割り夏の雲
空箱になりてティッシュや秋に入る
夜の海拾ひに行こふ流れ星
かなかなや合切袋紐くくる
五番目の赤子の皺や今日の秋
白桃の大きく剥けて遠い空
草いきれNHKを聞きゐたり
星月夜解読できぬ短縮語
原爆忌出しっぱなしのシャワーかな
何処そこへ必着八月十五日
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