古事記は福永武彦『現代語訳 古事記』(河出文庫)で読んだだけだが、女性がたしかに活躍している。母系制社会の名残。
国生みの順番が面白い。一番が淡路島、二番が四国、三番が隠岐、四番が九州、五番が壱岐、六番が対馬、七番が佐渡、最後が大倭豊秋津島(おおやまととよあきづしま)で五穀のゆたかに実る島の意で本州である。イザナギ、イザナミのご夫婦がはじめに生んだ島々なので大八島国(おおやしまくに)と呼ぶんだそうだ。大倭豊秋津島の地の果てが道の奥で、北海道はむろん視界にはいってもいない。
この順番に深い意味があるのかないのか。小さく産んで、最後に大きく生んだだけかな。堂々と佐度島(さどのしま)が入っていてよかった。竹の島と尖の閣島もついでに生んでくれていたらもっと良かったのだが。
0 件のコメント:
コメントを投稿