2012年8月21日火曜日

re:さざなみ・・・褌子

   福田平八郎の「さざなみ」いい絵だなあ。
  小波、細波、漣、どれをとっても日本語はいい。英語ではwimple、riffle、ripple、ruffle、waveletなどだが、漣にはとてもかなわない。稲穂がさざなみのごとく揺れている。稲刈りもぼちぼちはじまった。
   『芸術新潮』にむかし連載された白洲正子の『隠れ里』を読んでいるが、京の北のほう、信貴山や鞍馬から入ってずっとずっと奥のほう丹後の峰峰に埋もれている晩夏の隠れ寺をたずねて三日間ばかりとぼとぼ歩いてくることにした。仕事のし過ぎ酒の飲み過ぎ朝の散歩し過ぎ庭の草とりし過ぎ推理小説読み過ぎによる夏ばて解消だ。山の湖のさざなみをみて山寺の精進料理と般若湯で俳句がひとつくらい出来るといいが。
  

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