この写真、実に不思議だね。怪談の一コマみたいな一寸気味の悪さもある。アンバランスンの極致でこの暑さに相応しいと言っておこう。
オリンピック報道ももう食傷気味だな。アナウンサーの金切り声が耳に障っていけない。熱心に観戦中の向きには申し訳ないが、「どうだっていいじゃないか」が先立つ。
「参加することに意義がある」というクーベルタンの言葉は完全に吹き飛んで、老若男女、悉皆草木、みんなメダル亡者になってしまった。メダルを掲げ笑う選手の顔は何か悽愴な感じがして気味が悪いと言っては言い過ぎか、そう可哀相になる。余白、空白、余裕というものがまるでない。勝てばこっちのもの、負ければ地獄。鼓舞する監督も品がない。昔はこんなんじゃなかったな。スポーツはどんどん悪くなって行くというのは、老いの繰り言か。
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