2012年7月29日日曜日

オリンピック開幕・・・猫跨ぎ

  オリンピックが開幕し、時差が8時間か。昼夜逆転だね。国兼さんほど深夜まで試合を見る気もないので、大体は翌日のラジオで結果を知る。ナデシコはスエーデンに引き分けか。しかし強くなったねえ。これを残念という位だから。
  昨日は朝、開会式を見るともなしに見ていた。大したアトラクションだ。テレビの画面には全貌が収まらず、ちょっと何が行われているのかと思うことが多かった。イギリスの歴史をなぞる寸劇の場面。溶鉱炉から鉄が流れ出しそれがリングを形成し、つなぎというか昔の作業衣を着た労働者達がハンマーを振っている。そのリングがするすると上がって五個が連なって五輪を形成する。そこから光りがしたたり落ちる―てな演出。うまいもんだ。これ、産業革命の寸劇。なるほどイギリスがあのころ世界の歴史を牽引していた。ただ後半煙突から排煙に見立てた煙幕がたなびき、明らかに公害のルーツを暗示するなど、ただ自国史を自慢しているのではないことには、成熟した老大国を感じさせる。
  入場行進が始まった。二百四カ国らしい。すごいね。そんなに国家があるのか。旗手と選手計4名とかいう国が多い。パレスチナも出ていた。時代は変わりつつある。
  入場の順は国名のアルファベット順。北京大会のときのエピソードを思い出した。いつもKOREAはJAPANの後。これが韓国の一部は気に入らないらしい。待てよ、その昔、COREAと表記していた事例もあった、Cだ、前にしてくれと掛け合ったらしいが、まあ当然却下だった。こういう子供じみたことを真面目に言い張る。サムソンの躍進などをみると、貴方たちももうちょっと余裕をもってもいいんじゃないか。
  しかし南北間格差というか先進国と大半の発展途上国との差がますます広がっている。いつまでこの大団円が続くのかと考える。最後の平和の共同幻想としてのオリンピック。この「平和の祭典」も数万人の警察と軍隊に守られてという。地対空ミサイルも動員されているとか。それがもう一つの現実だ。

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