2012年7月2日月曜日

内村と新渡戸・・・褌子

  『内村と新渡戸』は逸徳さんの急報でわたしも見た。といっても後半居眠りしてしまった。最近10時過ぎると眠くなる。
  新渡戸が「国を滅ぼすのは軍閥と共産党」といったというのは初耳だ。昭和7年といえば、ソ連でスターリンの大弾圧が起きていたから、そのことを新渡戸が知っていて言ったのだとしたらソ連に関しては全くその通りになったので炯眼というしかない。当時の中国共産党に関して新渡戸が言ったのだとしたら見当違い。
  ソ連共産党が1993年に解党しソ連が崩壊したときに、日本共産党は双手をあげて歓迎すると声明した。社会主義の大義を最悪のかたちでねじ曲げて国民抑圧の官僚国家をつくり、世界に大国主義を振り回したのだから滅ぶべくして滅んだのである。フランスやイタリアの共産党は、ナチスへのレジスタンスで戦後ずっと大きな国民的支持を得ていたのに、ソ連共産党から資金援助をうけていたことが暴露されて一挙に国民の支持を失なった。

0 件のコメント:

コメントを投稿