けふ、山形の山寺駅までのジェーアールの切符を無事入手し、やれやれと安堵し、扇太郎作詞作曲・大石美枝子が歌うシーディ『夕焼けだんだん』『葦立ち 足立』をききながら山田風太郎『警視庁草紙』を読んでいる。歌もまことに結構、出だしのメロディが胸をかきむしる。小説もめっぽう痛快。幸田露伴、夏目漱石、尾崎紅葉、正岡子規が同じ慶応3年生まれだということもこの小説で知った。扇太郎氏、山田風太郎氏両者に共通するのは滅びゆくものへの郷愁が通奏低音となっていることであろうか。
明日、作詞作曲者である扇太郎先生にお会いし直接ひざをまじえてお話をおききできるとおもうと夢のようである。ああ明日の栄えある日を幾とせ待ったことか夢というものは実現するものなのだ
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