そうです。新装版『土門拳自選作品集』(世界文化社2009年初版)13000円プラス消費税です。
しかも会食の酒量をへらしてまで2011年10月23日山形県酒田市財団法人土門拳記念館でバーンと大枚はたいたところが誠に男らしくいさぎよいね。(じつは売店であれこれの土門写真集をうじうじと迷いながらみていたんだ。そしたら品のよい売店のおばさんがお客さんみたいな方には絶対これをおすすめしますといわれたもんでつい…)
もっとも、この新装版は復刻版である。原本の土門拳自選作品集は1977年9月に全三巻で世界文化社から発行された。翌78年に、雪の室生寺を撮影したのが最後の仕事となり、その翌年79年に70才で脳血栓で倒れて11年も意識不明の状態が続いて、1990年に心不全で亡くなった。一ヶ月も奈良の病院で待機をかさねてやっと撮影できた『雪の室生寺五重塔』という入魂の作品はだからこの自選集には載っていない。
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