2011年10月25日火曜日

In the utter silence A cicada's sound penetrates the very rocks

  褌子です。こんないい旅をともに楽しめた皆々さまに感謝したい。
    風狂をいう友もあり紅葉燃え
 上の逸徳句はなかなかいいね。(スペースは入れない方がいいね。本当はいっきに読み下す縦書きなんだが)
 風狂には「風雅に徹していること」と「常軌を逸していること」の両意があるのも一興。小生はむろん風雅のほう。
 藤沢周平は色紙にいつも
    軒を出て犬寒月に照らされる 周平
と書いていたというし、土門拳愛用の扇子には
    骨壺の妻も耳すませ蚯蚓なく  
とあった。
 さて
   閑かさや岩にしみ入る蝉の声  
 を山寺駅にあったんだがHAIKUにすると 
    In the utter silence A cicada's sound penetrates the very rocks
��たった一匹のセミ?。たくさんのアブラゼミの大合唱だという節もあるが…)
  俳句は17文字なのにスペースまでいれるとHAIKUでは63文字になってしまう。
  諸公が湯殿山で裸足でこうべをたれてカシコミカシコミなんてやられている最中にも、小生は俳句とHAIKUの間に横たわる越えがたい深淵について考えつづけていた。

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