函館は寒暖の差が大きくなって体を合わせるのが大変になっています。秋がすごく短いのでしょうね。俳句季語を探していても意外と実感として冬に近づいてしまいます。四季の拡がりが狭いと感じる訳です。その点今週末の東北旅行は丁度いい季節になり句の題も探しやすいでしょう。秀作を期待しています。
さて、その前に猫跨ぎさんの句評と行きましょう。
・くず珊瑚袋ごと捨て夏終る・・・暑過ぎた夏に耐えかねて思い出のある珊瑚を捨てたのか・・・。捨てると終わるの二つの動詞をどう読むか。
・秋茄子のそれぞれに電球(たま)映りをり・・・茄子の表面にたまが映っている光景に絞られた点に良さが感じられた。
・木の洞は深夜の月に開けてある・・・木の洞と深夜の月、共に幻想的であり二つがうまく合致して月光が洞の内側に差し込んでいるかのような更に幻想的な気分を盛り立ててくれている。特選。
・ひよんの実や古墳の柩がらんどう・・・上五のひよんの実やがどうしても分からない。乞う解説を。
・ジャスミンティこれ程澄めば小鳥来る・・・ジャスミンティと小鳥来るとの取り合わせ妙。
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