2010年12月19日日曜日

ゴッホ展・・・猫跨ぎ

  ゴッホは絵画オタクだと思っていたら、どうも違うらしい。小説、哲学、神学の書物を読みあさり、英語、フランス語、ドイツ語に通じた、いわばインテリだったとは驚き。求道精神が強すぎて既成の教会組織に受け入れられなかった。その辺が齟齬の発端か。
昨日までバタバタして時間が取れなかったが、明日最終日か、行ってこよう。

 ちょっと旧聞に属するが、先月気象変動の研究結果(東大海洋研究所)の報道があった。先年、暴風雨で倒れた室生寺の大杉を使って、樹木に含まれるCやOの成分を詳細に分析。太陽の活動が弱まった17世紀後半から18世紀初頭にかけての「マウンダー極小期」を中心に太陽活動と気候変動の推移を追跡。その結果この極小期を含む100年間で、太陽活動の目安となる磁力が特に弱くなった時期は4回あった。地上に飛来する宇宙からの放射線が大幅に増大し、同時に降雨も顕著に増えていた。
 要するに、気象変動の第一要因は太陽活動であって、CO2濃度は影響はあるが、存在比はずっと小さいということだ。すでに太陽活動は弱まる変動傾向にあり、温暖化どころか寒冷化を心配する声が上がっている。調子にのって農業自由化はやらないことだな。

山内昌之東大教授がこの前、「宰相の胆力」という一文を書いていた。菅首相の外交の場における意味不明の笑みに、おびえと恐怖を見るといい、宰相の資格に疑問を呈している。国立大学の教授が時の総理大臣をこれだけぼろくそにいうのも珍しい。山内教授は北大出身。

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