この論文は「サイエンス」誌に載ったと言うから、いずれ国兼さんから詳しい解説があると思うが、一知半解でいうと、そもそも生命現象が、C、H、O、N、S、P の六元素により特異的に構成されるということが、どれほど証明されているのだろうか。解説記事に、地球外生命があるとしても、それはこの六元素が主役であることは間違いないだろうと識者はいう。その根拠が知りたい。
それはそうと、生命の起源においては、創造主の色んな試みがあったのではないか。そのなかにAsを使う生命があっても不思議はない。その他数多くの前期生命体があったと思う。それらが進化の過程で淘汰されたのだろう。C、H、O、N、S、P の六元素の生命がエネルギー代謝的に、またそのた諸々、地球環境に最も適していたということか。今回のバクテリアはカリフォルニアのAsが高濃度の塩湖で発見されたというのは、極めて限られた特異的な環境でこっそりと生き延びた痕跡だったのではないか。類似の話に、アミノ酸のl体、d体の件がある。原始、両者は同時に存在していたのだろうが、l体の生命が優勢となりd体を駆逐したという。生存上有利だったのだろう。
Asが猛毒だということは、多分代謝でPと比較的容易に置換されるからか。
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