今年もあとわずか。色々あった年ではあったが、虚子ではないが、つらぬく棒の如きものを渡りながら、年を越す。独りの生活となって、まあそれはさておき、俳句三昧の生活だった様な気がする。ヒマ人と見越されてか、なにやら色々負わされ、時がどんどん経つ。これも巡り合わせか。二月に五能線という結構な試みも聞くが、いいね。小生は一周忌で、そのあとグァム島に行ってくる。
年末十句。
・小春日や象は言はれたまま坐り
・短日や根付ばかりの骨董屋
・蓑虫の揺れて犍陀多(かんだた)の孤独
・冬の滝電流弱くながれをり
・山茶花の向かう山茶花忌日かな
・鍵束をざらりと置きて年の夜
・鉄瓶の口の湯垢や雪催
・粉雪やレーニン選集括られて
・雪激しポケットの中に繊き指
・おでんの卵逃げ来年は小吉
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