2010年12月28日火曜日

年末の読書・・・・  褌子

   いよいよ残り少なくなりましたね。
  新聞読んでいたら「ネットとは不便なものよ また漏れた」という川柳がありました。
  ほんとうにマル秘データがたくさん漏れましたね。来年は何が漏れるやら。(茅ヶ崎でもふんどしに漏らさないように…
  井上ひさし最期の小説『一週間』新潮社を読みました。シベリア抑留のはなしだが文句なしに面白かった。
  辻井喬『私の松本清張論』新日本出版社も面白く、清張と司馬遼太郎の歴史観を比較して、断然清張に軍配をあげている。
  さらに雨宮処凛・小森陽一『生きさせる思想』も何年か前の本だが、現代の孤独社会を告発している。
  毎日、事務所に訪ねてくる孤独で生活苦の青年や中年の独り者おじさんたちの相談にのっているが、我々の世代は、戦争も経験せず、高度成長にのりにのってつくづく戦後日本のいい時代に生きてきたものだなあと思う。
  静岡県掛川在住の清水真砂子『本の虫ではないのだけれど』かもがわ出版、これはぜひ逸徳さんにも読んでいただいて、『ゲド戦記』の翻訳者として知られている清水真砂子先生(昭和16年生まれで朝鮮からの引き揚げ者で掛川九条の会呼びかけ人)を訪ねていただきたい。これがことし読んだ一番いい本かもしれない。
  こういう本とワンカップを握りしめながら、「さいはての五能線男孤り旅」を逸徳さんといっしょにお願いします。
  手塚治虫の長編マンガ『ブッダ』14巻をいっきに読んで悟りをひらいたと思ったら、大掃除を強要されてゾクカイにひきもどされた。あさってから恒例の信州湯田中温泉の4泊スキーに幹事役でいかねばならない。めんどうくさいなあ

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