ヒ素バクテリアの驚くべき話のついでに低レベルのことを書くようだが、時代劇で“石見銀山を盛る”といえば、毒殺するということである。つまり石見銀山とはヒ素でつくった毒だんご=猫いらずのことなのである。
そこで10月の旅行で石見銀山の案内ガイド嬢のおばさんに、石見銀山ではヒ素もでるのか?と質問したところ、全くヒ素はとれません。じつは、石見銀山に20万人ものひとびとが住みついて大繁盛したときに、ネズミが増えて困った。そこで津和野のちかくのヒ素鉱山のヒ素をつかって猫いらずをつくってネズミを退治したのが、いつのまにやら石見銀山=猫いらず=毒薬として上方・江戸にも広まったのである、とのことであった。
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