2010年12月31日金曜日

雪激し・・・猫跨ぎ

  出汁(だしじる)はたしかに通常「だし」と言いますね。だしと読める人読めない人がいてはっきりしないのでは。出汁に「だし」とルビを振る方法もあるけれど、これは、娘(こ)、女(ひと)の類に通じいけませんね。なら、そのまま「出し」と記載しては如何かな。広辞苑にも載っている。
「氷切る」は長野なんかで冬に行われる池の氷を切り出すことですね。氷室に貯蔵しておいて、次の夏に使う。該句は、どんな状況の句か知らないけれど北海道でそんな事は行われていないだろうし、例えば、晴れた朝、外で不注意で氷結させてしまった箇所を割っている風景を想像したんだけれど。「氷割る」そのものは季語ではないけれど。別にいいでしょう。
  拙句のことですが「犍陀多」は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の主人公といえばもうおわかりでしょう。思いつき一句。
「雪激しポケットの中に繊き指」
繊きは「ほそき」と読みます。私のコートのポケットの中で繊い指の手を握っている風景。
雪しまきは雪嵐のことですね。あの時はひたすら雪が激しくて風はなかった。

追記)投稿したら逸徳氏の投稿があった。また改めて。

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