仁句の年忘れの「散らしけり」は、忘年会場面だったんだね。それならよくわかります。いい句ですね。
どうも小生は頭蓋骨が堅牢で脳がちみつすぎるのか深読みしすぎるようだ。理でなく情でさらりと来年から生きていきたい。
台北で買った「千字文」の本をよくみたら『五体千字文選集』とあった(体も集も台湾式の繁体字で難しい字だが)
五体とは楷書・行書・草書・隷書・篆書でそれぞれ清・明・元・宋・唐の名筆が書いた中国の子供たちの習字のお手本である。
さて書院ならぬ書淫と
中国の古代の詩を王義之、顔真卿などの書聖がかいた名筆大成である。現代中国人が蔑称だときらう「支那」とあるから昭和十三年の初版、京都の興文社が編集した。
戦後に同朋舎が復刻版をだしたときに、知り合いの女流書道家藤巻笙子先生が買いもとめたものらしい。先生がお亡くなりになり、ご主人が「うちにおいても邪魔だからもらってくれ」ともってきたもので大事にしている。
岩波の「語感の日本語辞典」まだ買ってない。二月頃五能線のひとり旅に逸徳さんに連れて行ってもらうので要するにいま金がない。誘惑しないでほしい…
【写真は、『支那墨蹟大成』(手巻全四冊)絹装本】
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