猫跨ぎさん、早速の句評有難う御座います。
「夏解(げあき)」は秋の季語で「夏安居(なつあんご)」の最終日、陰暦7月15日を差します。坊主が一箇所に集まって修行した最後の日にどんな意味があるのかは知らない。夏が終わったの気持ちで使ったが今年は8月14日であり秋を感ぜぬ暑い日であった。
南方戦線に軍医として参加した20歳上の従兄弟の持ち物が終戦直後まだ実家に残っていた。そのサーベルは小学校1,2年生にとっては重かった印象しか残っていない。
後は薬莢だ。世田谷の実家には焼夷弾の薬莢がごろごろしていた記憶がある。消火活動に活躍した手押しポンプと共になけなしの私の戦争記憶だ。我々の世代はこんな中途半端な戦争体験とは言えない宙ぶらりんのまま戦後教育に入っていったのだろう。
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