2011年8月21日日曜日

函館に忍び寄る秋の気配・・・褌子

終戦日叔父のサーベル持て余す
  戦後66年たったという実感あり。叔父さんが職業軍人だったということか
薬莢の六角形や終戦日
  薬莢といっても何のことかわからない青年も多いだろう。
  戦争体験者が急速にいなくなっている。小説書けなくなった都知事が「大臣のくせ  に靖国神社に参拝もしねえようなあ  いつら日本人じゃあねえんだ」などと公言して  いる。侵略戦争だったことを否定する歴史教科書が横浜や大田区などで  も採択されている。あぶない時代になってきている。
晩鐘の海に潜りて星月夜
うらやましい。海に潜ったのはもう何年前のことか思い出せない・
放射能夏の俳句を押しやりて
まったくとんでもないことになった。
西瓜切るパリッと風の抜けにけり
新鮮ないいスイカだ。ぱりっと切ると芳香がたちのぼる。旨そう
汗かいて三枚羽根の回りをり
  夏だな。が盛夏はすぎた感もあり
製氷機カサと音して秋に入る
秋がきているんだ。風のおとにぞおどろかれぬるだな
楷書撥ね草書崩れて秋の声
  撥ねたり崩れたり忙しいがとにかく秋はせまっている
眉唾の怪しい話蚯蚓鳴く
  怪しい話がおおいね。年取ったら気をつけよう。北電から献金受けていた女性知事のもとで泊原発も稼働強行とか。原    発なくても結局猛暑をのりきりつつあるではないか。原発がないとエネルギー不足で企業は海外へと逃亡するというけ    ど、原発が一番稼働していたときにもとっくに企業は海外へ進出していたではないか。円高のほうが深刻。
  時代は急速に新エネルギーによる時代へと突入している。
紙手裏剣残し帰省子飛び去りぬ
むつかしい
海の色気怠さ抜けて夏解かな
  海にも倦怠期があった。

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