2011年11月12日土曜日

土門拳の古寺巡礼・・・褌子

 土門拳記念館では確かに向源寺の十一面観世音菩薩に再会した思いがしましたね。
頭部うしろのくぁっと口を開いた笑い顔はとくに迫力があった。
  やはり心の目で見ることが大事。観音様の腰のS字曲線ににんまりしているようではまだまだ修養がたりない。
  わたしはいま飛鳥のたびの前座に国兼・小林の諸兄とたちよった東大寺戒壇院の四天王像にはるか思いをはせている。  持国天・増長天・広目天・多聞天が甲冑に身をかためて忿怒の形相で邪鬼を踏みつけている。

0 件のコメント:

コメントを投稿