2011年11月15日火曜日

仁ちゃん句鑑賞・・・褌子

初雪に遅れカリヨン響きけり
    空気が冷たくかわいている。函館のナナカマドももう落葉したか
冬紅葉遺跡の海に果てにけり
   病んだ冬紅葉が風雨で傷んでいるのは♪~哀れをさそうわくらばや~♪
縄文の人に勤労感謝の日
    生き延びるために縄文人は必死で食べ物を探し寄り添って寝た。
    失業がない。搾取がない。飢餓寒さ病魔に襲われるが現代日本人よりも安息した精神をもっていたはず
色鳥やブラキストンを跨ぎゆく
  秋渡ってくる小鳥類を色鳥というんだね
  ブラキストンは幕末箱館にきて津軽海峡線を唱えた。
  つまり人間も本州人と道産子ではビミョウにちがうかもしれん
発車ベル響き終りて秋の蝶
   啄木もあっちこっち借金ふみたおし女泣かしてこんな風に転々していたなあ
色変へぬ松に八幡太郎かな
  八幡太郎といえば源家の義家だが、はて
【写真:千葉県央の城下町久留里の山のなかの神社のシイの木】

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