2011年12月15日木曜日

朔風 ・・・猫跨ぎ

北海道もすっぽりと冬らしい。こちらは寒いといってもたかが知れているが、そこへ14,15度の生ぬるい日があったりして、もっとすっきりしてほしいものだというのは贅沢か。

朔風 はなつかしい。仁ちゃんは流石だ。

「都ぞ弥生」の三番
寒月懸かれる針葉樹林 ・・・・
野もせに乱るる清白の雪 ・・・
ああその 朔風 飄飄として 荒ぶる吹雪の逆巻くを見よ
ああその 蒼空 梢連ねて 樹氷咲く壮麗の地をここに見よ  


割下といえばすき焼き。このところ久しく食べていない。今は知らないが、北海道では豚肉のすき焼きが普通で、それしか知らなかった。でも子供の頃のすき焼きに優るものはない。あれが家族の味だった。
湯豆腐がうまい季節になったね。鍋は何人かで囲むものだが、独りで豆腐がゆらゆら揺れているのを見るのも悪くない。湯豆腐は万太郎句できまりみたいな感じになってしまったが。兼題で出て万太郎はどうだいと自慢だったらしい。これはしんみりした風情とちょっとそぐわない。俳句の制作経緯は余り聞かない方がいいのかもね。「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」

檻の句は動物園の風景と見た。これを特選としたい。

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