閼伽の字は仏教を受け入れた中国のサンスクリット語からの当て漢字だろうから、余り大した意味は無いのではないか。霊水とかいうのはあくまで後で付いた尾鰭でもともとは単純に水ということなんだろうと思う。
理髪店で待っている間、読んだ週刊誌に、立川談志のことが出ていた。死して何とかで彼への賞賛がやまないなか、大橋巨泉の一文が印象的。知へ傾き過ぎて、噺家としてはついに志ん朝を越えられなかった、と。そう思う。私も余り評価しない方だ。ビートたけしが談志のことを、学歴コンプレックスがあるとぽつりと洩らしていたという。意外な言葉だが、さもありなん。私は当代では柳家小三治が正統派というか本物の噺家と思っている。
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