中西準子氏についてのこんな紹介記事を読んだ。
中西準子氏は物質の危険性について「リスク」と「ハザード」を次のように区別している。
ハザード=その物質の毒性の強さ
リスク=その物質の人の健康に対する危険度
なるほど。このハザードとリスクの関係は放射性物質のベクレルとシーベルトの関係と同じだね。
さらに
以下はインターネットからの安易な引用だが、「環境ホルモン空騒ぎ」をこんなふうに説明している。
ダイオキシンに関する議論で一番の問題は、「ハザード」と「リスク」の区別がないことである。例えばある物質の一グラムのもつ毒性が他の物質一グラムの毒性に比べて大きければ、その物質はハザードである。ダイオキシンは間違いなくハザードである。しかし、人の健康への危険度、つまりリスクはその物質の毒性の強さと摂取量とで決まるから、強いハザードでも摂取量が小さければリスクは小さくなる。人間にとって大切な指標は、ハザードとしての特性ではなく、リスクの大きさとその特性である。中西準子のリスク論の出発点は「我々は、ハザードではなく、リスクを管理しなければいけない」という考え方である
―――――最近、中村梧郎さんという枯れ葉剤被害をベトナムで長年調査している人の講演をきいた。
枯れ葉剤の問題についてもハザードとリスクの観点から考えてみたい。
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