今日の朝日の天声人語は興味深い。
〝東郷茂徳は日米開戦と終戦の時に外務大臣だった。開戦後に退いたものの、再び請われたのは人物ゆえだろう。戦争回避に全力を尽くしたが報われず、戦後にA級戦犯として禁錮刑を受けた。獄中でよく歌を詠んだ。他のA級戦犯への目は厳しい。
〈此人等(このひとら)国を指導せしかと思ふ時型の小きに驚き果てぬ〉
〈此人等信念もなく理想なし唯熱に附するの徒輩なるのみ〉〟
今日は開戦記念日で、このところ沖縄戦、南方戦線などで絶望的な戦闘に散っていった人々のドキュメンタリーが放映されるが、東京にいて「型の小き」連中が始めた戦争だった事を改めて知る。
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