きょうは東京の目黒駅ちかくの国立科学博物館付属の教育自然園に女房とでかけた。モミジの芽吹きがすばらしかった。 ヒトリシズカ、ニリンソウ、カタクリなども群生していて東京のど真ん中とはおもえないほどいいところだった。そのあと近くの松岡美術館をみてから、恵比寿のガーデンプレイスまで歩きサッポロビールの黒ビールで昼食。
そばの東京写真美術館で幕末から明治初期の北海道開拓の写真をみた。屯田兵の訓練風景の貴重な写真もあった。国兼さんのご先祖様は屯田兵だったということを思い出した。1864年の遣欧使節団のセピア色の写真も堂々たるチョンマゲ、帯刀姿の若者たちである。五稜郭で戦死した土方歳三の有名な洋装写真の原板も展示されている。
さらに渋谷のイメージフォーラムというミニ映画館で池谷薫監督『先祖になる』をみた。津波に襲われ息子を亡くし家もなくなった佐藤直志さんという78才のおじいさんが、仮設住宅に住むことを拒否して、木を切ることから始めてこつこつ家を再建するという話で、一年以上の密着撮影でじつにいい映画だった。先日石巻牡鹿半島の漁民のワカメ収穫の暗い話をきいたばかりだったので、陸前髙田市気仙町の佐藤直志さんのドキュメンタリー映画はひとしお強い印象を残したのである。
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