2013年3月10日日曜日

記憶・・・猫跨ぎ

  そういえば褌子氏はこのところやれ脳ドックだNMRだとしきりに口にするが、ちょっと心配しすぎではないかと思うが。知人の名前がでないのは年齢相応ではないかと思うがね。小生もこのまえ、亡妻の旧姓が出てこなくて一瞬焦ったことがあった。
逸徳氏のいうように異常に記憶力がいい人がいる。先日盲人のピアニスト辻井伸行のリサイタルをテレビで見たが、彼は完全に暗譜しているわけだ。山下清は景色を細大漏らさず記憶していてあとで細密な貼り絵で再現した。十年前の夕食の献立をすらすら言う人もいるとか。大脳はもともとすべてを記憶しているのだが、再現能力が省力化運転なのだろう、普通の人間は。異常者はその留め金がはずれている。
  自炊生活三年になって、習慣的に食事内容を記録している。つい昨日の昼食が思い出せないことがままあってちょっと心配になったが、ふと気付いたのは、それは殆どが、カップ麺の時だった。ろくに手足使わず作り、何の感興もなく食っていると、記憶から洩れるらしい。惰性で行っていることは頭に残らないということだ。
褌子氏も文末で、「庭にぼけの花が咲いた」と、洒落て結んでいるところをみると、思考回路は健全であるというべきだろう。

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