新聞を斜め読みしているとへーと思うことがある。最近のいくつか。
・北朝鮮、最新兵器のテスト
金正恩の視察のもと、無人偵察攻撃機、迎撃ミサイルの実験を行ったという。本当かいな。例の人工衛星成功までは、嘘八百という気がしないでもなかったが、今は世界はちょっと真顔になって見ているのではないか。核の小型化も随分進んでいるという噂も、そうかなあと思う。核搭載の大陸間弾道弾を手にしたら、アメリカ本土攻撃が可能性として無視できなくなるから。しかし不思議な話だ。経済制裁をして何年になるのか?蛙の顔に何とかで、着々と新鋭兵器の開発にいそしんでいる。その開発費用たるや莫大なものだ。それが出来るのだ。最貧国の一つであるのに、人民の多くが飢えているというのに、しかし可能なのだ。我々の常識がどこか間違っているのだろう。
・相続税
私には関係のない話だが、たしか大阪の某が相続税の脱税で検挙された。親の遺産の金の延べ板75枚を申告しなかった。換算すると、2億5000万円で1億円の相続税を脱税したのだ。まあ犯罪は償わねばならないが、それはそうと、これだけ税金がかかるんだ。ちょっと酷すぎないか。三代経ると財産は無くなると言うがねえ。社会主義国家だね。関連して追記すると、多額の寄付に贈与税がかかり、この国に金持ちの寄付、慈善文化が育たない。基本的に国が召し上げて、しかるべく検討の上、下付するという官尊民卑の考えが根っこにあるのだろう。
・イタリア地震学者の悲劇
この辺は当分地震は無いだろうと言っていた地震学者が、その後の大地震で建物倒壊、死者が出たことを咎められ、逮捕、禁固刑を言い渡されたという。アフリカ奥地の村の話ではない、自然科学発祥の西欧の文明国での話だ。
地震予知なんて、大きな誤差を含む確率のはなし。その言葉尻を捉まえて、罪を問う。こんなことありか。 世界の地震学者はびびったに違いない。 そのせいか、南海地震で凄い被害予想を出している。間違ってもここ数年は大丈夫なんて言わない。
イタリア司直はこの学問そのものの存在意義を問うたのかもしれない。
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