2011年1月1日土曜日

今年の正月・・・猫跨ぎ

  来るはずの息子一家だったが、その息子がインフルエンザでダウン。お陰で、そうか、初めてのたった独りの正月だ。それでも朝、雑煮を試みたがちょっとテレビに気をとられている内に鍋のなかで餅は溶けてどろどろになって跡形もない。杵で搗いたむかしの餅とは所詮モノが違うようだ。
  逸徳氏はお正月に一席所信を開陳するのは習いのようだね。前から感心しているが。高橋睦郎は本職(?)は詩人だが、俳句、和歌、など日本古典にも通じ、まさに博覧強記の人だね。雅俗で言えば、徹底して雅の人だ。
正月には万葉集によく引用される大伴家持の一首がある。こんな気分でそろりと参ろう。

あらたまの年のはじめの初春の今日降る雪のいや重(し)け 吉事(よごと)
��年のはじめの、初春を迎えた今日降っている雪のように、良いことがどんどん重なりますように。)
おっと、このまえの旅行先が大雪で大変らしいね。まだ続くらしい。

逸徳氏に拙句を評釈してもらったが、相当に深く読み解いてもらって有難いね。最後の小吉は、これで結構という意味。大吉など、今更とんでもない。
大沼の氷切り出しは知らなかった。今は、氷祭用の材料の切り出しとからしい。

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