新聞で「孤族の時代」というのを連載している。
最期はひとりぽっちで死ぬひとがものすごく増えているという。
究極の孤族といえば、いぜん本欄でも書いた無籍のKさん。自分が誰なのかわからないのだ。
裁判所が職権で横浜市全区に徹底調査をかけた結果が今日でたので委任状をもって聴きにいってきた。
結論は「Kという名前の男性は戦後、横浜市内には全くいませんでした」というもの。
本人は自分はKという名前で横浜のH区の小学校にいた記憶だけが残っていると主張しているのだが…。
きちんとした日本語を話す篤実な人柄をみて裁判所の調査官は、はじめは不法侵入した外国人かもしれないと疑ったがそんなことはありえないと確信します、しかし不思議です…とつぶやいていた。
あとは記憶がよみがえって新事実が出てくるまで待ち続けるか、就籍させるかは家裁の裁判官に判定してもらうしかないといっていた。
いったいどうなるのだろう。
小生がプレゼントした古自転車で早朝からもくもくと極端に低賃金のアルバイトにでるしかないKさん。保険証がなく病院にも行けないKさん。
��さんは日本国民になれるのか。
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