2012年1月29日日曜日

意識の流れ&意味の処刑・・・・褌子

   体臭とは加齢臭のことだろうね。
  英会話の先生からSHやTHなど子音の発音が絶望的で、英会話はやめて母音で終わるイタリア語をはじめたらどうかとサジをなげられている。忘年会で石川さゆり ♪津軽海峡冬景色♭ は酔っても先生よりもずっときれいな正確な発音でママと肩くんで歌えるのに不思議だな…
  会話がだめなら英文をとはじめたがやっと中学2年程度。
  たぶん経歴のせいもある。30才で会社やめるまでは、化学の英文を年中読んでいたが、そのご35年間も英語と全く縁がなかった。65才くらいから急に平和運動で来日するインド人などがわが家に泊まるようになった。毎回、通訳が同宿してくれるが、少しは自分でも話したいとはじめたがまさに暗夜行路。
  『カラマーゾフの兄弟』英訳版を読めるには前途遼遠。
 しかし、よたよた年老いた爺さんのくせにJames・Joyce『Ulysses』なんかを落ち葉舞う老人ホームのベンチで居眠りしながら読んでいる(つもりだが本がさかさま)。ときどき薄目をあけて“One could recreate the city of Dublin, piece by piece, from Ulysses” なんてつぶやいて、まわりをとりまいて、お慕い申し上げてくる百才まじかの美しいおばあさん連中をびっくりさせるのも格好いいではないか。
  ローマは一日にしてならず。天才とは努力しうる才能である。

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