2012年1月27日金曜日

伝記『スティーブ・ジョブズ』から・・・・褌子

  伝記は読んでないが「ふたりのスティーブ」という記事が新聞に載っていたのでさらに要約を引用する。
 コダックの技術者スティーブ・サッソン氏がデジタルカメラを発明したのは1975年だという。画像をカセットテープに記録しテレビ画面に写し出す。一枚撮るのに23秒かかった。コダックが破たんした今、スティーブ・サッソン氏発明のデジタル化の貴重な種を見逃した象徴例として語られることになった。
 米ゼロックスのパロアウト研究所では75年ごろには、すでにウインドウ、アイコン、マウスといった今のパソコンの原型をつくっていたが、ゼロックス本社が研究所の提案をとりあげず商品化しなかった。
 このパロアウト研究所を79年末に見学して衝撃を受けたのがスティーブ・ジョブズ。改良と新たなアイデアを加え、マッキントッシュへと結実する。ジョブズは生前「ゼロックスがコンピュータ業界の頂点に立っていてもおかしくなかった」といつも語っていたという(ウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブズ』)
  こういう話をきくと、ジョブズの天才的な発明というか妄想はすべて突然頭にピカリとひらめくわけでもなさそうだ。やっぱりエジソン流に言うと「ひらめきをひきだす好奇心を生み出す努力」が前提にあったのだろう。

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