人間の細胞は60兆個あるとか(違ったかな)。それは生きるべく定められている。ところが頭の片隅に変な衝動が生じて自殺なんてしてしまう。極めて反生物的衝動だ。ところで生命はいずれ死に行く機能を内包している。つまりマクロに新陳代謝というメカニズムがそうで、いずれ死に、新しい組織に入れ替わる。いやオレは死なない、永久に生きるという鬼っ子がガン細胞だ。この辺も何かあべこべの感じがして、深いなあ。
この辺にして俳句といこうや。仁ちゃんがお待ちかねだ。お先に最近の10句。
・枯芝の傾斜夕日の滑り落ち
・擦り寄りし猫の頭や冬の雨
・沢庵を提げ日本橋渡りけり
・秋冷や無言館に杖倒れ
・不定形に無定形に牡蠣盛られ
・シクラメンまづオカリナの音合わせ
・戸棚より鍋ずり落ちて冬至かな
・かにかくに猫に噛まれしクリスマス
・暖房車すぐ乗客の貌となり
・夜更けには雪になるらし壜に罅
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