ノーベル賞から憲法に飛び火した。逸徳さんお願いバトンタッチします。
きのう、小蔵ひでを社長の創立90周年祝賀会に祝電を送りました。
俳人飯田蛇笏(1885~1962)没して十月で50年になる。山本健吉は蛇笏の作風を「俳句のもつ格調の高さ、正しさにおいて、ついに彼の右に出づる者は見当たらぬのである」と賞賛した。
金子兜太編「現代人の俳句」から代表句15選を次に列記する。
私は「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」が一番好きです。「をりとりてはらりとおもきすすきかな」もいいねえ。
諸兄はどの句が好きですか?
芋の露連山影を正しうす
死病得て爪うつくしき火桶かな
蚊のこゑや夜ふかくのぞく掛け鏡
なきがらや秋風かよふ鼻の穴
極寒のちりもとどめず巌ふすま
たましいのたとへば秋のほたるかな
寒雁のつぶらかな声地におちず
をりとりてはらりとおもきすすきかな
くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
山の春神々雲をしろうしぬ
児を抱いて尼うつくしき霊祭(たままつり)
冷ややかに人住める地の起伏あり
地に近く咲きて椿の花おちず
秋の風富士の全貌宙にあり
誰彼もあらず一天自尊の秋
寒雁のつぶらかな声地におちず、を詠んでこの世を去った。芋の露連山影を正しうす、が代表句とされる。
蛇笏の志は四男龍太に引き継がれる
鶏鳴に露のあつまる虚空かな 龍太
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