2012年10月4日木曜日

RE:西域夢物語・・・褌子

   国兼さんの西域夢物語をしんみり読みましたよ。
   ・・・じつをいうと小生も八月末に京都の山奥の火祭をみにいったときに、嵐山界隈を炎天下歩きすぎて汗だくになり、以来体調がよくないので一ヶ月も朝の散歩をさぼった。逸徳さんとの温泉三昧で元気になったばかり。
   そのまえに体のゆらゆら感がありCTをとったが医者はなんでもありませんという。それでMRIをけちっているが、国兼発言でまたMRIやるべきか迷いがでてきた。西域夢物語を拝読してひょっとしたら、こちとらも脳梗塞の前兆現象では?などと内心うたがっている。氏の外国旅行中止も賢明だね。タバコはやめる酒はゆっくり味わって飲むべしだ。
   ほろほろ会の旅行では、ゆっくり温泉にはいり、血液をさらさらにする良質のタンパク質を肴に、いい酒をちびりちびり味はい早寝早起きしましょう。
   (わがやでは年中、亭主をおいて山などにいっている女房が先日、山梨の低い山で足がつって山道で倒れ込んでしまった。よそのグループの女性からもらった岩塩と大量の水を飲んでやっと歩けるようになったばかり)
   国兼さんが紹介する伊丹万作のことばは、「敗戦後、軍部にだまされた、だまされたと一億こぞって騒いでいるが、だまされたという戦争責任もあるのだ…」という趣旨だったとおもう。伊丹万作「戦争責任者の問題」をインターネットで検索するとでてくる。敗戦の翌年に書いていることに驚く。長い文章であるが気に入ったさわりを抜き書きすると、
   ―――――「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。
   ―――――
   夢のエネルギー原発にだまされ、一番公平な税金だと消費税にだまされ、規制緩和・民活にだまされ、オスプレイ安保繁栄論にだまされ、こんどはTPPにだまされ…とか。小泉旋風にだまされ民主マニフェストにだまされ、いまも隣国をシナ人・第三国人とよぶ都知事の日本人優越論にだまされ、またまた大阪橋下維新にだまされ…などと勝手きままに読むと面白い。それにしても「中国やっつけろ!」「軍事力最新比較。自衛隊が中国軍圧倒」などという週刊誌広告は日本車焼き討ちの中国暴力青年と同レベル。暴支よう懲・天にかわりて不義を討つ・・・ 『母べえ』という山田洋次の映画を思い出した。おれたちが生まれた頃のつい先日のはなしだ

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