河野迪夫君の訃報に接し言葉もない。体調が思わしくないとは聞いてはいたが。彼一流の表現で病状を紹介する一文を見て、大変とは思いつつも、克服しつつあると漠然と予想はしていたが、残念だ。つい先日、前の会社の知人も癌と闘いながらも元気に句会に来ていたのに二ヶ月後、眠るように逝ってしまった。同じ繰り返しに慚愧にたえない。別れとはこんなものか。
青年の直情さをいつまでもなくさずにいた君だった。決断したことに後悔しない強さを我々には見せていたが、最後まで、苦悩、葛藤を我々に悟らせず旅立った。今にして二年前私の妻の死に際し、手を握りお悔やみを言ってくれた事を思い出す。そういう所作を忘れない君だった。それが、かくも早く旅立つとは。冥福を祈る。合掌。
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