猫跨ぎさんがいうごとく『人間臨終図鑑』の萩原朔太郎の項を読むと葉子さんという朔太郎の娘が「父はひどい痔で電車に乗ってもいつも困っていました」とか「死ぬ前も大便がしたいしたいと騒ぐので、布の上にしたらといくら言っても便所に連れて行けと怒るので、枯れ木のような父をささえて便所に連れて行っても何にも便がでない。ふとんにもどるとまた大便がしたいと騒ぐ…」などと家族を散々悩ませながら臨終を迎えたそうです。
まあこれが人間のすがたなんだね。困ったなあ
ズボンからお○○○○をだしたまま町内を徘徊、近所の奥さん達から後ろ指をさされるようになったらもう死にたい!ね。
でもこういうのはぜんぜん大したことじゃあないんだ。
孫が津波でさらわれたまま、せめて夢のなかで孫に会いたいと枕元に写真をおいて寝るという仮設住宅のおじいさんの話に泣いてしまった。自分も孫にもう会えないと思ったら同じことをするだろう。こういうところが不公平なんだ。いくら真面目に誠実に生きてもこんな不条理な目に会うこともあると思うとたちすくむ。
4月に一週間、津波で壊滅した牡鹿半島にいってくる。
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