2012年3月5日月曜日

詩人の願い・・・猫跨ぎ

  そういう昇華の仕方もあろうが、まあそれは詩の世界だね。宮沢賢治論は別な機会にしたい。肉体と精神が壊れていくのはまさに物理現象なんだ。糞まみれになって、光です、絶望ではありません、といっても余りリアリティはないぞ。
萩原朔太郎が寝たきりになってさめざめと泣いたという。耳をそばだてると、「頼むから、便所で糞をさせてくれ」。これ、たしか褌子氏の『人間臨終図絵』に出ていたのではないかな。「月に吠える」のあの詩人がなあ。

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